若い頃を振り返ると、いつも迷ったり、苦しくなった時に本屋が駆け込み寺になっていました。友達や身近な人に弱音を吐けるようになって来たのは、ほんのつい最近のことで、なかなか格好悪いところを友達には見せられないところがありました。
会社で嫌なことがあったり、プライベートでショックを受けたり、何か思い通りに行かない時には、落ち込んで、真っ直ぐに家に帰ることもできず、色々歩き回った末に、最後に行き着くのが本屋さんでした。
シンとした雰囲気が気分を落ち着かせてくれたし、何も考えずにぐるぐる歩いて、どの本が自分に呼びかけて来るかを感じて。そういう時に...