心のモヤモヤを一瞬でカラフルに変える
後わずかで年明けですね。年末になると何か意味もなくバタバタするという細胞が内側で動いている感覚があります。今日は、新しい年に向けて大掃除したり、断捨離している方も多いのではないかと思います。物理的なものを整理してながら、同時に置いておきぼりになった感情が整理されたりして、大掃除をしながら気持ちがスッキリして来ます。
もし、様々な事情で大掃除をする気になれなかったり、その時間もない人は年末に向けて多くの人がクリアにしてくれているエネルギーに繋がるイメージをするだけでも少し、師走の忙しい感覚を解放してくれるので一瞬立ち止まって深呼吸して見ると良いかもしれません。
ただ、クリアな状態が訪れることで、今までは気づく必要のなかった未完の感情や感覚に触れることになることもあるかもしれません。想像力や感受性が豊かな人ほど、どうにも整理がつかないことや、明確に出来ないことを感じやすい時期でもあります。クリスマスや年末のバタバタした時期になるとなんとなくブルーになるという人は、もしかしたら、消化しきれないモヤモヤがあるのかもしれません。
当サイトの個人セッションでも現実化を促進する上で人間関係の不完了を完了していくというワークがあります。特に大事なのは両親との間に持っているコミュニケーションの通り道を掃除するワークは新しいことを始めようとする時の無意識の抵抗感や内側の障害を明らかにしてくれます。
例えば、結婚しようか迷っているけど何か新しい感覚を得たいというのであれば、母親とのコミュニケーションにおいて未完になっているものを明らかにしていくことが愛情に関するものに勇気や自信を取り戻させてくれることがあります。
また、昇進したり、仕事での成功を願うのであれば、父親との関係で、欲しかったけど得られなかった体験や味わいきれていない感情などに向き合うことで、新しい人脈を得たり、仕事でのプレッシャーを楽しみに変えることがたやすくなります。 年の瀬が迫る中で、このテーマは壮大でもあり、時間をゆっくりかける必要のあることでもあります。そこで、最後に新しい年の可能の窓が大きく開くための魔法のスティックを2つ紹介します。
それは、モヤモヤして整理しきれないことを玉虫色にしておいておく。ということです。
鬱傾向になりがちな人の特徴を調べて見ると、完璧主義・白黒をはっきりさせるということがわかっています。
数十年前、初めて上司になったO部長は、その人が出向かうとどんな複雑なクレームの問題でもなぜか解消してしまうという方でした。残業が当たり前のように思われていた90年代、O部長は定時になるとすっと席をたち「お疲れさま」といって帰ってしまうのが常でした。
行きつけの蕎麦屋に飲みにいき、そこには会社にある様々な派閥のために社内営業で集まっているメンバーではなく。O部長と飲みたいメンバーが集まっていました。その彼の口癖は「玉虫色でいいんだよ。」でした。
当時、社会人になりたての新人だった私が、大事失敗して落ち込んで泣いた時、その蕎麦屋の飲み会に誘ってくれたのでした。蕎麦焼酎を片手に蕎麦寿司を頬張りながら、「玉虫色にしておきなさい。」とウィンクしてくれたのでした。