夫婦や恋人の関係では、幸せな体験を分かち合える一方で、いつの間にかそれが強いストレスや不安、うつ状態に転換する可能性を秘めています。全く違った価値観を持つ二人が一緒に過ごすうちに、慣習の中で刷り込まれた価値観に縛られたり、彼女/彼氏ならこうしてくれるはず、妻/夫ならこうあるべきなど相手に常に不満を感じる様になることがあります。 

 

特に身体的な結びつきがある関係性では、ある種の安心感から普段は人には見せないような幼児性や本性のネガティブな部分が表出されやすくなることがあります。それは、自分自身との向き合い方とも深く関係しています。

 

それまで人生を謳歌していたはずの人が、誰かとステディな関係になった途端に、自分自身であることを忘れ、あるがままのあなたから遠ざかり、あなた自身の幸せから遠ざかってしまうこともあります。

 

その結果、あるがままの自分自身から遠ざり、自分の内側の親密さにも影響を与え、パートナーとの間で素直にそのまま表現したり、分かち合うことが難しくなっていきます。 

 

ほんの少し視点を変え、感情と向き合うコツや適切なコミュニケーションを知ることで、お互いの個性を生かし、成長し合う関係性をつくることが出来ます。日々、愛情を味わいながら過ごすことが可能になり、新しい二人の関係性だけでなく、深い自分自身とのつながりを築いていくことができます。