女性性の時代に必要なことは、ヒーローに依存しないこと。
精神的な依存から解放されることです
女性は、ホルモンバランスの変動で機嫌が悪くなりがちです。それ自体は、問題ないのですが、それを周りが理解しているかどうかは別の話です。(そして、多分、男性も同じようにそれによる鬱とかがあるんだと思います。)
不機嫌な状態は、何でも不安になったり、怖くなったり、行き場のない怒りで全てを破壊したくなったり。
女性性は本能的に、無意識的に、感覚的に「生」の中にそう言う質が存在するのを掴みながら生きているのだと思います。
ところがこの辺の感覚を知識や経験として公に語れる場所は、圧倒的に少なく、運よくそう言うことをぶっちゃけてくれる女性先輩や受け取ってくれる理解のある男性なんかに会えない限りは、この不機嫌を誰かに埋めてもらっていることがほとんどです。
イタリアのテレビコマーシャルを見ていると
生理痛に飲む薬のコマーシャルで、生理の日になると女性が恋人にキレまくるシーンがあったり、
生理用品(タンポン)を初めて実際に手に取る男性にどうやって使うと思うかを説明してもらうシーンがあったり、
別にイタリアの方が凄いとかそう言う意味ではなくて、この手の分野の知識に関しては変に隠されていなくてオープンな印象があります。
良いか悪いかは別にして、不倫の一部はこの現象の結晶なんじゃない?って思うところがあって、既婚の男性は、少なからずこう言う女性の不機嫌に慣れているので、慰め方とか心得ている訳ですね。不機嫌を何とかしてくれる男性に、小さな女の子は支配されがち。そして、依存しがち。あくまでも私の勝手な意見です。
今、世界に様々な情報が飛び交っていますが、不安や恐怖を何とかしてくれる情報を鵜呑みにしやすいのではないかと思います。
タイトルを女性性にしたのは、不安や恐怖を安心できる情報に何とかしてもらおうとしているのは、女性だけではなく、私たちの内側にいる満たされないこどもの部分、特に小さな女の子のように感じます。
そう言う意味では、すごく不機嫌になりやすい人が増えているし、それに影響を受けてしまう人も増えています。学問的にどうかとか、統計的にどうかとかではなく、自分の感覚で試してみて欲しいのですが、
感情は、問題解決と違って、解消されなければまた似たようなことが起きると再噴出します。
そして、不安や恐怖、圧倒されるような怒りに向き合わないまま、男の子たちが英雄になろうと頑張っている姿も見かけます。でも、それは女の子たちが、さらにヒーローに依存する構造を作っていたりもします。
凄いリーダーが来て答えをくれるの待ちになっちゃう水戸黄門的な構図です。そして、ヒーロー型ではない男の子たちは、世捨て人になっちゃったりして、閉塞感に拍車をかけます。
不機嫌で何かやらかしちゃったあとで、自分の我慢する能力が足りないと罪悪感を感じたり、誰かに依存したり、支配されたりするのではなく、自分で解消できる人が増えたらと思っています。
私も、ヒーローになろうとして失敗して落ち込んだり、恋に落ちて身動きが取れなくなったり、小さくやらかして生きてきています。でも、気づきを持たずに、溜め込んだり、無意識化してしまうと、これが見えなくなり、扱えなくなります。
私が表現していることの全ては、一人でも遊べる能力を取り戻すことなのかなと思っています。色んなことを発信していますが、私自身も、自分が自分の機嫌を直すためにやっているのかもしれません。
感情を自分で何とか出来る人が増えたら、色んなものに依存したり、支配したりすることが自然消滅していく日がいつか来るかもね。
でも、やっぱり自分のことから始めるのが、結果的に優しいし易しいことなんかじゃないかなと思っています。
色々、徐々に始めています。サポートよろしくお願いします。
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