愛の講座 始動 2016春
「愛の講座」、なんという崇高で壮大で、でもつかみどころの無い、ストレートで魅力的な響きなのでしょう。 その一方で、なによりも人がまともではいられなくなる3大分野と言われる「お金」「時間」そしてこの「愛」。 そこへの探究は、生物的、心理的、社会的、文化的、・・・そして存在的にも、様々な背景とパラダイムに支配されていて、非常に強い抵抗があるものです。
そんなときにCTN広島の主催者である清水ひとみさんが「愛」の探究を深める講座をしたい」と言葉にしたところから、まるで準備されていたかのように一気に「CTN愛プロジェクト」がスタート。(
現在は、愛のプロジェクトとして独立しています。)全く違うアプローチを全く違うコンテクストから行う講師陣と場が集まり、MINDとBODY、パラダイムシフトコーチングとアクティブ瞑想、東洋と西洋、男と女という、全く異質であるがゆえにインスパイアリングなファシリテーターによる講座の第一弾が、2016年のゴールデンウィークに行われました。
講師陣も主催陣も何度も日本イタリア間で探究の会話を重ねつつも、何が起きるかわからない初めての場にエキサイティングさと若干の緊張を持って臨みました。
まず、4月21日東京新宿でのウダラとラサールによる
第1章、「愛を語る~Love Talking」
PART.1は、
「自分を愛するとは?」
「愛と性は共存するのか?」
「愛の重荷から解放されるには?」
等をテーマに質問を投げかけ、参加者とのインタラクションで行われました。仕事でも日常でもパートナーである講師二人が体験し発見してきた、自分を思いっきり持ち出すことが普通にできるイタリアと相手に合わせて自分をセーブする日本、愛から膨大なエネルギーを生み出せる感覚と愛にエネルギーを奪われ疲弊する状態などに触れ、参加者の皆さんも自分たちの愛の形を垣間見ると同時に、新しい愛のあり方に触れる機会になりました。
ところかわって4月25日大阪梅田で、6年ぶりにコラボする岸とウダラによる
第1章「愛を語る~Love Talking」
PART.2は、
「愛を怖がっている」
「愛における深い刷り込み」
等をテーマに、現代人が直面する様々な愛の壁について語り合いました。
「結婚したくない男たちと結婚したい女たち」
「愛されるためには惹き付けないといけないのか?」
「恋愛は一生しないはありか?」
等、身近だけれども直面的なことをどんどん持ち出す場になりました。
5月4日は同じく大阪梅田で、ウダラとラサールによる
第2章「愛を感じる~Feel Love」では、
マインドフルネスによる身体感覚との対話をするエクササイズを行いました。
「自分を大切にすることはわがままとおもわれないか?」
「愛情の直接的な感情表現は相手を傷付けるのではないか?」
といった愛における問題や葛藤と向き合うために体感的に愛を感じるセンスをつかんでいただきました。
5月5日は同じ大阪梅田で、岸とウダラによる
第3章「愛を創る~Create Love」では、
「若いことに価値がある」
「真実の愛はひとつ」
など自分たちが知らないうちに基づいてしまっているパラダイムをつかみ、それらを手放すことによって、より強く大きな「愛が起きる場」を新しい自分次第で生み出す創作的で意図的な対話を展開しました。
講座終了後の皆さんは、まるで子どものようなスッキリとした生き生きとした顔でした。そして、プロジェクトメンバーはこの講座の更に大きな可能性に気付き、もしかしたら一番力付けられたのは参加者よりもプロジェクトメンバーだったかもしれません。 確かにそこには新しい大きな愛が存在しました。
BY 岸英光
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