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サンタクロースよりホウキに乗った魔女

イタリアは、エピファニア(Epiphania)という祭日です。12月25日はクリスマスはキリストの誕生を祝う日として、また、子ども達の元へサンタクロースがやってくる日として、世界中で有名な日となりました。

このエピファニアは、キリストの誕生を祝って東方の三博士が贈り物を持って到着した日とされ、イタリアの祭日にあたります。そこで、登場するのがべファーナと呼ばれるホウキに乗った魔女です。一年良い子で過ごした子どもに甘いお菓子を、悪い子には炭を入れておくのだそうです。いたずら心溢れる魔女ですね。

ところがこの半世紀ほどでイタリアでも、赤白のコスチュームに身をまとったサンタクロースが良い子にしていた子どもにプレゼントをあげるというストーリーがべファーナを超えて有名になっていったのだそうです。

そもそもヨーロッパの中で、サンタクロースは、イギリスでは緑色だったりと、国によって色も風合いも違っています。赤白ずくめのコスチュームのあのサンタクロースのイメージを世界中に広めたのはコカ・コーラなのだそうです。広告の力ってすごいですね。

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