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誰かにしたくてたまらなくなるアドバイスを自分にしてみる!

Udara@英文レポートに手を焼いてるナウ。

イタリアは、年末は元気ですが、年始は静まり返っています。東京暮らしが長かった私は時々その雑踏が恋しくなります。ちなみに街中はセールで盛り上がっているらしいです。


街中にはたくさんの雑音があります。視覚・聴覚に訴えてくるビビットな色と大音量を使って、私の気を引こうとします。


やっとの思いでそこから逃れても頭の中には誰かに言われた意味深な言葉の意味を考えたり、明日までに終わらせなければいけないことに思いを巡らしたりと自分に向かう時間は、意図的にとらないといつまでもたってもやってきません。


私は、最近朝、夕、自分と向き合う時間を30分〜1時間は、必ずとっています。すると、日常の雑音がよりはっきり感じられる様になり、どれだけ自分とは関係のないものにエネルギーを奪われているかに気づきます。


何もしない時間は、余分な欲求を手放す上で貴重です。


さて、数年前に、イタリアで脳の潜在能力を引き出すというプレゼンテーションの場に参加したときのこと。


参加人数は40名近く、40人中8人が小学生、参加費が無料のためモチベーション低気味、

途中でパソコンがダウン、などなど相変わらず、イタリアンなカオスの場でした。


現場対応能力がかなり高いレベルで求められる現場でありながら、講師陣は素晴らしい対応

能力をみせ2時間があっという間に終了。


私は、当時スタッフ側だったので片付けの手伝いをしていた矢先に驚くことが起きたのです。


最後の参加者が帰ったと同時に講師同士がお互いのできていないところを攻撃し合うという事態になったのでした。


とにかく「はじめて形になったものにいきなりケチをつけ合うのはやめて、もっとお互いをねぎらってはどうか」とアドバイスしたくなる気持ちでいっぱいでした。


さぁ、今回の話。

タイトルにある様に

「誰かにしたくてたまらなくなるアドバイを自分にする」

というテーマに戻りましょう。


ここで起きた一連の自体をボディセンターコーチングな観点でみるとこんな感じになります。


最初に観察するポイントは、私が一連の出来事を通して感じた

「もっとお互いをねぎらってはどうかとアドバイスしたくなる気持ちでいっぱい」という部分なのです。


起きている目の前の現実や人々に対して感じるアドバイスは、自分自身がその時点で無意識で欲していることに気づかせてくれます。


この場合は、主語を「私」に変えるとわかりやすいです。

「もっと、私は、私にケチをつけるのはやめて、私をねぎらってはどうか?」


早速、夜の時間に自分にハートに手をあてて、日常生活でものすごい現場対応能力を発揮している自分をいたわり、感謝してみました。


すると、その夜、数年前に亡くなった大好きだった叔父と、思い切りけんかをしている夢をみました。


彼は、10歳以上も年が離れていたにも関わらず、一度も私を子ども扱いしたことがなく、意見が違うときにでも正直に主張し合える愛すべき人でした。


その後、私が気が付いたのは、イタリアの現場で見たものは、正直に主張し合える愛すべきグループだったのかもしれないということでした。


このメルマガを書きながら、当時、意気消沈している私に一度だけ叔父が送ってくれた最後のメールを思い出しました。

「あの頃の元気はどこにいったの?」


今から、20年前「あなたが元気になるための空間」というメルマガを発行しはじめた数カ月後、うまく伝わらない現実にしばらく、何も書けなくなってしまった矢先に届いたメールでした。


率直で短い言葉だけど、当時、このメールを見た瞬間の驚きと目が覚める感覚が蘇ってきます。残念ながら、叔父にその返事を書くゆとりがなく、そのメールを開けたまま、しばらくパソコンの前で泣いたのを思い出します。


「おじさま、2020年、今、私は元気です」



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