心の闇を愛のパワーに変える
今朝、下腹部を強化するワークアウトをしていたら、泣けてきました。理由もなく、肚の内側の凄く深いところから、「そこにいたの」って言う声とともに。この現象、いろいろ理由をつけて説明しようとすればできますが、ただ、その泣けてくる感覚に時間と空間を与えてみました。
「感情を感じる時間と空間」と言うのが今回のテーマです。
しかも、こうだから悲しい、だから泣くと言うように理由があるから感情を感じるだけではなく、ただ涙が出てくると言う感覚のことです。私のボディサイコサラピーの師匠は、感情を味わうためには、十分な時間と十分な空間が必要だと常に言っていました。
そして、時間と空間を得られた身体はいつもアートのように動き始めます。 私の今朝の体験は、涙が出て来たのは数秒でした。そのあと、その感覚の発生源の肚に意識を向けながらそこに向かって呼吸をしていると、その中心から暖かいものが溢れ出て来ておへその周りいっぱいに広がり、その暖かいものが足先と頭のてっぺんまで広がっていくのを感じました。
今でこそ感情や感覚を感じたら、立ち止まってその感覚に耳を傾けていますが、この分野を始める前まで私は、一人で部屋にいるときでさえ、無意識的に感情を抑えていました。
さらには人前で弱音をみせないようにしていたのではなく、人前で弱音をみせていいかどうかと言う発想さえありませんでした。当たり前のように、人前で感情を感じたら一瞬のうちに抑えると言うことしていたし、そもそも感情を抑えていると言う実感もありませんでした。
精神的に不安定になったり、感情的になりがちな場合、日本では意志が弱いとか、躾がなっていないなどに結びつけがちな気がします。ところが精神的に不安定になると言うのは、その人が誰であるか、どう生きていくかが不安定になっていると言うことであり、そもそも誰として生きるかと言うことを本気で見直す必要があると言うサインなのでは無いかと思います。
忙しく日常生活を送っていると、自分が何を感じているかと言うことに意識を向ける機会がほとんどないことにお気づきでしょうか?いえいえ、私は自分のことはいつも考えているし、自分のことは知っていると言う風に思われる人もいるかもしれません。
私がこれまで数千人の人と対話をして来て実感するのは、ほとんどの人が自分に何が起きているか?と言うことに意識が向いていないと言う事です。さらに感情や感覚を抑えていると精神との繋がりが切れてしまいます。
そして、その思考の中で意識は常に、外側の状況に向けられています。
具体的には、
・他人がどう言う顔色をしているか?
・周りの環境や状況が自分にとって安全か?
・どれぐらいの利益を得られているか?どれぐらい損しているか?
・間違ったことをしていないか?正しいかどうか?
・誰が自分の味方か? 敵か?
・目の前のことにうまく対応出来ているか?
・あらゆることに対する解決方法
などに注意が向きその分析に膨大な時間とエネルギーが費やされています。
その混乱の中で精神は心理と混同されているように感じます。心理状態は自分がどんなパターンのコミュニケーションをされて来たか?と言うことと深く繋がっています。そのパターンは意識して観察を始めなければ見えてきません。
つまり、その人の世界そのものを創っているベースになっているので、仮に心理状態をポジティブに出来たとしても、世界は変わりません。
日常の中で交わされるコミュニケーションの中には、その人の感情、感覚を感じることをサポートされる会話と出会うことはほとんどありません。自分に何が起こっているかと言うことに耳を傾け始めると、時間と空間が必要になります。
その時間と空間は、意図的に作られる必要があります。私たちの身体を探究するその先には、物理的な身体だけではない精神的な感覚にも気づき始めることになります。つまり、感情、感覚が研ぎ澄まされるようになるとやがて精神(メンタル)を感じる繊細さを取り戻すことが出来ます。
私たちの賢い頭は、良くも悪くもそれらを感じないようにするために様々なトリックを仕掛けてきます。心の闇とはまさにこのトリックのことです。闇の背後には、愛をはじめとするその人の能力やパワーが隠されています。
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