弱ってるときでも、まわりに影響されなくなる呼吸法とは?

Udaraです。呼吸法には2つの方法があります。
大きく分けて呼吸を制御する方法
今ある呼吸を観察する方法
です。
そして前者は身体のポテンシャルを上げる、後者は今の身体の状態とつながるという事で方向性が違っています。存在としてのポテンシャルをあげるということでは、どちらも方向性は、一緒です。
ただ、取り組む場合には、その方向性の違いを知っておく必要があります。これは能力開発の分野でも同じです。
例えば
ストレスを軽減する
集中力・記憶力・創造性を高める
消化を助ける
など
一定の目的を持った呼吸法は、何らかの改善のために、意識的に呼吸を変えていくことで、より健全で健康な状態へ導こうとするものです。
後者は、目的を持たず、ただ、観察します。ただ、意識を向けるだけです。今回は、後者のお話です。自身とつながる後者は、意識して呼吸を「する」ことをむしろ、完全に忘れる必要があります。
ところで、自然な呼吸とはどんなリズムでしょうか。自然な呼吸を学ぶための身近な先生は、3歳児ぐらいまでの赤ちゃんです。もし、幸運にも赤ちゃんに出会う機会があったら、静かに観察してみてください。
赤ちゃんの呼吸を観察すると吸う息が長く、吐く息はやや短くリラックスしています。ちょうど引いては寄せる海の波のようなリズムです。
専門家によれば、吸う息は、アグレッシブで交感神経を刺激します。吐く息は、パッシブで副交感神経を促します。
また吸う息は、「受け取る。」吐く息は、「与える。」感覚とつながっています。コーチングと呼吸法を合わせたセッションで興味深いなぁと感じることは、呼吸には、その方の生き様が現れているということです。
つまり、生活習慣やその人が根本的に持っている価値観などによって呼吸のリズムも変わり、また、同じ人物であってもその時の状態、感情の動きなどによって呼吸のリズムは常に変化します。
呼吸は、最もあなたの身近に存在していながら、あなたの関心を向けられることが稀なものでもあります。今日、ここで紹介するのは、後者の方法で呼吸にアプローチしてみましょう。
あなたが
時間を持て余しているとき
人に待たされているとき
電車の中にいるとき
歩いているとき
誰かのつまらない話に付き合わされているとき
弱っていてまわりからの影響を受けたくないとき
などなど
どんなときでもこの方法を実行することができます。
それは
ー呼吸をただ観察するー
ことです。
簡単そうに見えて、やってみると様々な気付きがあります。当然ですが、常に赤ちゃんのような自然な呼吸が出来ているとは限りません。
この方法のポイントは自然な呼吸を目指さないということなのです。もし、この感覚にはいっていけたら、とても簡単に自身とつながっていくことができます。
ところが、吸う息が長く、吐く息が短いと知っていると、そのリズムで呼吸をしてないと判断するやいなや、その呼吸を調整しようとしてしまう自分に気づくかもしれません。このような態度は、残念ながら、私たちの多くが家庭や教育の中で身につけてきてしまった態度です。
ーお手本と違っていたら、正しいとされる先生と同じようにすること。ー
時に、積極的に「改善しようとすること」は、自身とつながることを邪魔します。何かを認知しても、ただ、呼吸を観察します。そして、それが実感できたら、次のステップです。
吸う息と吐く息の一瞬の「間」に注目します。
あらゆる訓練は実際に積極的に行動している時よりも、その行動と行動の「間」に意識を向けることの方がむしろ重要です。特に知識の分野ではなく、感性といったセンスを磨くとき、体験したことを書き留めることさえ邪魔になることがあります。
あらゆる素晴らしい能力開発のための訓練法は「間」を取ることを忘れがちです。「間」は、休むこととも、サボることとも違います。この呼吸法を実践すると、それが何であるかを体験出来るでしょう。
そして、この呼吸法を通して体験できることは、一つではないので、もしあなたなりの発見をしたら、シェアしていただけたら嬉しいです。
以下、最新のお知らせです。
失われた感性呼び覚ませ
最高の未来のための11ステップ
以下の請求フォームから送信いただきますと、すぐにメールで PCでも読める小冊子が届きます。いますぐご請求ください。
また、今年2月にはインドリシケシにてファシリテーターコースを開催します。
☆2月20日(木)-23日(日)ファシリテーターコース、瞑想三昧コース
(コースに参加いただくためには、2月18日日本発が望ましいです。詳細はウダラまでお問い合わせください。)
このコースのレベル1は、ボディエクササイズ&瞑想をファシリテートするためのプロセスを体験できるコースになります。呼吸法やヨガなどをはじめとするボディエクササイズ、瞑想の情報は、今日では前述したようにネット上でいつでも得ることが出来ます。
ところがそこにある感性をどう呼び覚ますかということは、体験がなければ実感することが出来ません。また、それらをファシリテートする上で必須な視点は、頭で知識として理解する分野ではなく、感覚としてつかむことが大事になる分野です。
レベル1で、ファシリテーターが探究する項目を紹介します。
1 日常で瞑想が起きるための探究
2つながることへの探究
3対等な立場の探究
4人を助けたいという欲望
・エゴの探究
・ハートを開く
5身体中心型シェアリング
上記のようなセンスは、コーチングや瞑想をファシリテートする方だけでなく、あらゆる分野のリーダー、人を導いたり、育成したりする立場にある人に探究していただけたら、教育や医療、人材育成など様々な分野で起きているパワーバランスで起こる問題が変容するものと自負しています。
また、瞑想に興味があるものの、キッカケを掴めない方、もっと瞑想深めたい方には同日程で、上記のコースと並行して、瞑想三昧コースもご用意しました。
インドに興味がある方にさらにお知らせです。
☆2月24日(月)ー28日(金)Be initiator ファシリテーターコースの翌日から開催されます。
タオイストジャパン タリカ氏 とLive Communion ウダラ&ラサールとのコラボレーション企画です。
数年前にメタモルフォッジでコラボレーションして以来、インドで久しぶりに一緒にワークショップを開催します。
ここ数年、お互い吸収してきたものを統合して新しいものを生み出す機が熟したと私自身は感じています。
Initiator とは、化学反応を起こさせるための開始剤、起爆剤という意味があり、変容が急務な現代にふさわしく発酵から化学反応へと辿り着いたのかもしれません。2020年、年始めに用意されたように起きてきたこの場に、私自身も何を起こすか、何が起きるか楽しみにしています。
詳細は、下記からご覧になれます
1月14日(火)20:00-
無料説明会もございます
☆ファシリテーターコースレベル1を完了したファシリテーターによる瞑想会が開催されます。
1月25日(土)大阪にて
詳細はこちらからどうぞ
色々、徐々に始めています。サポートよろしくお願いします。
Comments