不安を解消する、それから考える
久しぶりにブログを書きます。ウダラです。
年末も近づく中、一年を振り返ると世界中の人々が否が応でも不安を感じることが多かった年なのではないかと思います。パンデミック、気候変動、経済の不安定など様々な情報に何が本当なのか、何を信じて良いのか混乱することもあったと思います。
さらに、年末になると来年こそ大変革の年だとか、準備するべきものはこれだとか、変えるべきことはこれだなど、生産的な存在であるため、あるいは安全に生き延びるための情報が溢れだすのではないかと思います。
既に体験済みの方もいらっしゃると思いますが、30分も情報の山に触れていると、いったい何が真実なのかわかならなくなり、さらに不安になるのではないかと思います。
今回は、そんなときに不安を解消し、自分にとって適切な選択をするプロセスを紹介したいと思います。
不安や恐怖を感じたら、
「何が正しいの?」「誰が正しいの?」
と探し回るのをやめ、
どんなに混乱していても、不安を感じる場所に呼吸します。
それは、心臓だったり、お腹だったり、こめかみだったり、お尻だったりします。
そして、呼吸が楽になる感覚がやってきたら、
私がやすらぐものは何か?
と胸に手をあてて聞いてみます。
その途端にまわりの景色や身体感覚までもが変化してきます。
現在、世の中で起きている変化は、現在のあなたの立ち位置からみて、ネガティブに思える出来事もあるかもしれませんが、一方で大きく人生を転換させる絶好の機会かもしれません。
かく云う私も、この夏に身体に不調がみつかり、それじゃ無くてもコロナで難しい状況にあるイタリアでの病院通いと状況に対する情報が交錯し、不安や時には恐怖を感じることがありました。
私の場合、神聖なる身体から生き方の見直しを警告されるプロセスは、今年に始まったことではなく、蛇が成長するごとに脱皮をする様に、これまでも何度も探究してきたことでした。
それでも、じわじわと日常の生き方を変える決断に迫らるたびごとに不安に襲われ、混乱することもあります。
混乱するなかで正しい答えを外に求めるのをやめ、自分の内側から生まれてくる感覚に繋がるように心がけて、実際に何度もその瞬間に、心がやすらいでいくのを感じました。
何より、これまでやってきた事への感謝が生まれて、自分にやすらいだ感覚が広がりました。
ただ、仮にその視点から目の前の状況を感じ直したとしても、自分の声を今まで聞いてこなかった人ほど、心細さや孤独感を感じるかもしれません。
心細さや孤独感から、知らぬ間にどうしても揺るぎない答えを与えてくれる権威者をみつけたくなり、感情やパワーで揺さぶってきたり、理論武装してきたり、自信たっぷりに振る舞う傾向のある人々に依存しやすくなります。
ただ、それで一時的に心細さが解消されても、それは外側に対する依存心が強化しただけのことになります。心細さ故に信じた権威者の動き次第でさらに不安が高まったり、その権威者の立場が危うくなった途端に迷子になってしまうこともあります。
自分の人生がやすらぐための答えを知っているのは、他ならぬ自分自身だけです。ただ、注意が必要なのは、不安を感じたまま感じたり、考えたりするとろくな答えが見つかりません。
感情で溢れているときの感覚は、心も身体も自分そのものではありません。
ハコミセラピストの師匠は、感情を味わうには、充分な時間と広い空間が必要だと言いました。咄嗟の判断が必要なときのためにも、過去から来る感情を解消しておけたらと思います。
※ここでの「探究」とは、正しい答えを求めるのではなく、それぞれの人の内側にある価値観や才能に触れ、それを生きてみて、その人なりの道を探っていくプロセスのことです。さらにあなたと言う存在を「探究」したい方は、下記でご一緒しましょう。
Comments