人生の転換期で過去に戻りたいあなたへ
人生の大きな転換期を迎えている人がきっと増えているし、これからもっと増えていくと思います。今回は、思い通りに人生が大きく転換しているにも関わらず、不安を抱えていたある男性のセッション(Aさん)を通して、同じように転換期を迎えている人のヒントになればと思います。
Aさんのようにフルにアクセルを踏みながら、マインドでブレーキを踏んでいるような状況は、入学、結婚、独立、転職などの状況下でよく見られます。
目の前に思い通りの人生が待っているにも関わらず、不安で動けなくなるような状態や、思い通りの環境を得ているのに過去に戻りたくなるような感情になったりする状況です。
Aさんは両足を痛めていました。そして、モチベーションやエネルギーが不足しており、漠然とした不安を抱えてもいました。会話を進めていくと命の源泉とも言える母親との関係性に葛藤があることがわかってきました。
本人からも了承いただいているので「姓」を変えることによって、安心感を得られるにも関わらず、その内側に不安や罪悪感を感じていたこと、そして出生の際に恐怖と葛藤を母体から引き継いでいたということだけを記しておきたいと思います。
姓名が変わるということが、身体や感情に繊細でありながら大きな影響を及ぼすのだと言うことをあらためて感じました。名前を変えることや所属する場所や住む場所が変わることは、アイデンティティに関わることであると同時に、源泉との分離を意味します。
家族間の出来事は、第一チャクラとも深く関わっています。(注:チャクラとはサンスクリット語で「光の輪」と言う意味があります。昨今のセレブなどの間で起きているヨガや健康志向ブームにより、一般的にもだいぶ知られるようになりました。)
その中でも、7つのチャクラは認知度が高く、「主」のチャクラのうち、いずれも物理的な身体に属しているものです。第一チャクラを活性化させることで、地との繋がりを取り戻すサポートになります。
この世で物事を実現させていく具現化の能力と関わっています。望めば叶うというような世界を信頼できる感覚とも繋がっています。この転換期に安心感を感じていられることも能力として、伸ばしていくことができるとも言えます。
ルドルフシュタイナーが提唱したライフサイクルと言う考え方からすると第一チャクラは0歳〜7歳位の間に最初のサイクルがやってきます。この時期の子どもが両親や特定の集団との繋がりを感じられるかどうかは、生きる意欲を強く感じるかということに影響しています。
生物学的に、7年ごとに細胞は新しく生まれ変わると言われており、マインドが過去のパターンを繰り返さない限りは、ライフルサイクルの7年間の間に体の全細胞が入れ替わっていきます。
50歳から56歳の間に、再び第一チャクラのライフサイクルにはいります。この男性もちょうど50歳を過ぎたところでした。これから所属していく場所に安全に旅立ちたいのに、無意識では、その決断に罪悪感を感じているような状態でした。
これとよく似た状況に、結婚、離婚、改名、転職、退職、独立、入学、引越、移転、海外移住なども大きな転換と言えます。
日本では夫婦別姓が認められていません。自動的にどちらかが姓を変えることを余儀なくされます。これまで所属してきた祖先、集団、家族から分離することを意味します。
「礼」をはじめとする古い日本の慣習では、厳かな結婚の儀があり、文字通り、嫁ぎ先の家への迎入れが行われていました。これらの慣習は、時代とともに簡易化され、結婚の意味自体も大きく変化してきています。
もしかしたら、夫婦別姓が認められるのは、そう遠い未来ではないかもしれませんが、環境が変わるだけでなく、内側で突然、自分のアイデンティティの混乱が起きても不思議ではありません。
集団で生きることが不可欠な人類は、何処かに所属しているという安心感を通して、自分自身や地とのつながりを感じ、その欲求を満たすことで生命力を養っています。
この男性の混乱をサポートしたのは、大地との繋がりと、彼自身の内側にある無邪気な子どもの部分でした。そこで優しいアファメーションになったのは、I am innocent. (私は無邪気です)でした。
子どもは、無邪気に大地を飛び回りよく遊びます。大地から足を通って第一チャクラにエネルギーが十分に注がれ、次のライフサイクル女性原理へのプロセスが始まります。
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